C# (1) C# について
C# について新たな連載を始めようと思います。新しい Small Basic Online が C# ベースで作られていて、私がこの開発に参加する予定だからです。
今回はまず C# というプログラミング言語について私の知っていることをお伝えします。
インタラクティブに C# を学ぶ教材を Xamarin Workbooks (ザマリン ワークブックス)で簡単に作ることができます。このことについては以前このブログに書きました。
C# の文法は C, Java, JavaScript と似ています。これらの言語をすでに知っている方なら基本的な文法は覚えやすいと思います。
C# は主にマイクロソフトの .NET Framework (ドットネット フレームワーク)上で動作します。これは Java に似たシステムで、コンパイルすると中間言語に翻訳され、それが実行時に解釈されてシステムのライブラリを呼び出します。Small Basic も .NET 上で動作する言語で C# はその兄貴分と言えます。
C# については多くの本が出版されています。私が購入したのはオライリー発行の『プログラミング C# 第5版』です。C# の魅力についてさまざまな実例が示されています。現在はすでに第7版が出ていますのでそちらがオススメです。
インターネット上にはマイクロソフトのドキュメントサイトの「C# のガイド」に開発者向け、ITプロフェッショナル向けなどの情報がまとめられています。
Small Basic Desktop はソースは非公開ながら C# で書かれており、Extension (エクステンション:拡張機能)も C# で書くことが公式ブログなどで紹介されています。英語ですが TechNet Wiki の記事 として Extension の作り方が詳しく載っています。私自身、まだ Extension 作りにチャレンジしていないのですが、その前にこの記事を日本語訳しておきたいと思います。
C# は Windows の開発に広く使われており、さまざまなライブラリが整備されています。Small Basic Online のサーバサイドでは ASP.NET が利用され、エディターは Blazor (ブレイザー)というフレームワークが使われています。
C# の開発環境としては Visual Studio というマイクロソフトの統合開発環境 (IDE: Integrated Development Environment) が適しているでしょう。Visual Studio については次回以降で詳しく説明していきたいと思います。
(つづく)
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