プログラミング講座(120) 囲碁シミュレーションまとめ
プログラミング講座(90)から(120)の間、脱線しながらも、囲碁シミュレーションをやってきました。ここに結果をまとめたいと思います。
前回は天元の並びが初手のときに勝率が高いという結論だったのですが、これを検証するため再度、8226局の対戦を囲碁シミュレータ PTB804-1 で行い、パスを正しく扱えるよう改善した棋譜集計ツール VVD450-1 で結果を集計しました。
【図118 新たな8226局シミュレーション結果】
その結果は天元のケイマが初手のときに勝率が高いということになってしまいました。統計の手法を導入して検証した前回の結果は残念ながら打ち砕かれました。
母集団が非常に大きい(1038のオーダー)のに対して標本数が103(2回あわせても104)のオーダーでは、はっきりした規則性を指摘できないのではないかと思います。
囲碁のシミュレーションはここまでで一段落とし、今後囲碁プログラムについては JavaScript のほうに戻って続けていこうと思います。Small Basic のプログラミングについては、図形エディタ、パーサジェネレータの改版や Small Basic Forum のチャレンジ問題などに関して連載を続けていく予定です。
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